世界唯一の技術で核融合の実現に貢献:株式会社ビームフォーフュージョン

核融合を支える「高エネルギービーム技術」を持つ、(株)ビームフォーフュージョン社について、当社CEOの堀池が2025 SMART ENERGY WEEK (2025 秋)にてインタビューを受けました。動画内容の概要を紹介します。

2025 SMART ENERGY WEEK (2025 秋)でのインタビューの様子 (画像をクリックすると動画が開始します)

主な事業内容と技術

〇 核融合プラズマ加熱装置の設計・製造技術 

•核融合プラズマからエネルギーを取り出すためには、プラズマを点火温度(一億度以上)まで上昇させる必要があります。同社は、そのための加熱用ビーム装置を設計・製造する技術を有しています。

〇 ビーム入射技術の仕組み 

•核融合は磁場で閉じ込めるため、イオンビームを生成し、それを中性化してから磁場内に入射する必要があります。そのためには高度な装置設計と製造技術が必要です。

競合技術に対する優位性

〇 「お風呂にお湯を注ぐような」安定性

•プラズマを加熱する方法には、外部から「ビームを入射」する方法と「高周波を入射」する方法の2種類があります。高周波加熱は、ちょうど電子レンジでお湯を沸かすような方式ですが、歴史的にプラズマに不安定性を引き起こしやすいと言われています。一方、外部からのビーム入射は熱いお湯を注いでお風呂の温度を上げるような方式で、安定的かつ確実に温度を上げられるという特徴があります。

〇 プラズマ電流駆動が容易に可能

•核融合エネルギーを実現する装置として、世界で開発が進められているトカマク型装置ではプラズマ中に電流を定常的に流す必要があります。ビーム入射技術ではこのような電流駆動を実現でき、トカマク型装置の定常運転に必要な技術です。

企業の強みと独自性

〇 国立研究機関からのスピンアウト

•同社は、量子科学技術研究機構(QST)と文部科学省の核融合科学研究所(NIFS)からのスピンアウト企業です。

〇 核融合用ビーム技術を有した世界で唯一の民間企業

•高エネルギーかつハイパワーなビームを生成できる技術を持つ拠点は、ドイツを含め世界に3箇所しか存在しません。その中で、スピンアウトして民間企業として製品対応を行っているのは、世界で同社のみです。